さようなら、すべてのエヴァンゲリオン

ネタバレはしないです。シン・エヴァンゲリオンを見たので感想を雑然と喋らせてください。

感想も見ずに行きたいという人はお閉じください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一部の人には納得行かないかもしれないけどエヴァンゲリオンとして迎える最後としてはベストな形だと僕は思います。こうあってほしいという僕の期待通りにはならなかったところも、今後活発化する考察動画やサイトが無いと理解できない部分も正直多いけれど、全部期待通りだったら予定調和過ぎて面白くないし、あの作品を観ただけで完全に理解できるようにするには長ったらしい無粋な説明必要になるのであの形で僕は大満足しています。

 

しかし本当に終わってしまった。あの作品を終わらせやがった・・・。

実は僕が初めて見たアニメはTV版のエヴァなんです。ポケモンとかドラえもんをカウントしなければですが、いわゆるオタク向けのアニメに触れて他のアニメを見るようになる切っ掛けになったのがこの作品でした。見たのは確か高1の頃とかで、それまではアニメが嫌い側の人間だった。中学までの僕の嫌いな人何人かがみんなアニメ好きな人だったから坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、「実写の方が絶対いいだろ、アニメ見てる人間キモいな・・・」なんて思い込んでた。それに両親もおそらくそう思っている節が(たぶん今でも)あったのも大きいと思います。けど高校から仲良くなった人達もこれまたアニメが好きな連中が多くて、彼らの話とか当時見てたまとめサイトとかニコ動の実況とかでエヴァの話を聞いて、なんとなく調べてたらもうアスカが可愛くて可愛くてときめいてしまって、流石にこれは見たい・・・と思って見始めた。「キモい」なんて思ってたというか思おうとしてた割に自己矛盾してるんですよね。

それで見てからはアニメの魅力に気づき、今に至るまで色んなアニメを見てきました。といってもせいぜい20作品程度だと思いますが。氷菓CLANNADコードギアスなどなどどれを見ても終わったときの喪失感というかどうしようもない寂しさはあってしばらくそれを引きずっていたのですが今回はかなりそれが大きい。後悔も不満も全く無いのになぜか心が晴れない、けれどその陰りすらも愛おしいという不思議な感覚。

なんせ自分の趣味の1つであるアニメの原点だしその分見ている当然期間が長いし、数少ない(最後だけ一応)リアルタイムで見れた作品だし。思い入れの大きさと本当に終わるんだという実感、そしてこの先一生生きてもこの感動を超える体験に出会える気がしない感覚からか、見る前も見た後も1年前の追いコンのようなものを感じました。

 

今回はいつにもまして散漫としたただの自分語りですがお許しください。

身内で見てくれる人もいるからネタバレ書けるわけでなし、あまりにも心揺さぶる作品をぶつけられて何も考えられない、けれどこの感情を何らかの形で吐き出さないと気がすまないという状態なのです。